JBL Synthesis S3900: デュアル 10 インチ( 250mm ) 3 ウェイ・フロアスタンディング・ ラウドスピーカー

デュアル 10 インチ( 250mm ) 3 ウェイ・フロアスタンディング・ ラウドスピーカー: JBL Synthesis S3900

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取扱説明書

JBL

®

 S3900 

デュアル 10 インチ( 250mm 3 ウェイ・フロアスタンディング・  ラウドスピーカー

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2

2

はじめに

JBL

®

 S3900 3

ウェイ・フロアスタンディング・ラウドスピーカーをお買い上げいただき、 

ありがとうございます。

60

年間以上にわたり、

JBL

の技術者は世界の家庭やコンサートホ

ー ル 、 レ コ ー デ ィ ン グ ス タ ジ オ 、 映 画 館 向 け に オ ー デ ィ オ 設 備 を 提 供 し 続 け て ま い り ま

した。

JBL

の製品は一流レコーディングアーティストやサウンドエンジニアたちの確かな 

選択肢であり続けてきました。

S3900

は家庭向けにデザインされた

JBL

フロアスタンディング・ラウドスピーカー・ファミリ

ーの新メンバーです この新しいラウドスピーカーの最高性能を引き出すために、本書の指示

をよくお読みください。

パッケージ内容

JBL S3900

パッケージには次が含まれます。

•    JBL S3900

フロアスタンディング・スピーカー

1

•    

スピーカーの足に取り付けるスパイクインサート

4

•    

タイル、木、リノリウムフロア上での使用向けメタルコースター

4

輸送中に破損が生じたと考えられる場合は、すぐに販売店にご連絡ください。今後使用する場合に備えて箱と梱包材

を保管しておくことを推奨します。

スピーカーの開梱

注意:

S3900

の重量は

39.2kg

86.3

ポンド)です。ケガをしたり、フロアまたはスピーカーを破損したりしないよう

に、少なくとも二人でスピーカーを開梱し、移動することを強く推奨します。

スピーカーのキャビネット底部には付属のスパイクインサートを受け入れるメタル製の足があります。フロアを傷付

けないようにするため、厚いカーペットや厚いダンボール紙などでしっかりと保護された表面上でスピーカーを開梱

することを強く推奨します。

スピーカーの開梱方法:

1.  

箱のフラップを開きます。

2.  

箱の下方のフラップ上に立って、スピーカーと梱包材を前後にそっと揺らしながら、箱から引き出します。この方

法でスピーカーを「歩かせる」ように箱から出すことができます。もう一人が箱をしっかりと後ろ側から押さえて

いると取り出しやすくなります。

3.  

スピーカーを箱から出したら、上部と中間部のパッドを取り外します。スピーカーの付属品が上部パッドの上端に

梱包されているため、捨てないように注意してください。

4.  

もう一人に手伝ってもらいながら、厚いカーペットまたはしっかりとパッドが敷かれた表面上へスピーカーを横向

きに注意して傾けます。

5.  

布袋底部のテープを剥がし、袋の口をスピーカー上で持ち上げ、底部パッドを取り外します。

6.  

スピーカーを戻して足で立たせ、布袋を外します。

1.

4.

5.

6.

2.

3.

7.  

スピーカーからグリルを外し、グリルからビニル袋を取り外して廃棄します。グリルは特定の方向でのみスピーカ

ーにフィットします。スピーカーにグリルを再度取り付ける前に、グリルピンの正しい方向を確認してください。

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3

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日本

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スパイクインサートの取り付け

スピーカーを使用する前に、スピーカーの金属の足に付属のスパイクインサートを取り付けます。

1.  

厚いカーペットまたはしっかりとパッドが敷かれた表面上へスピーカーを寝かせます。

2. 

足にスパイクインサートをねじ込みます。

重要:

スピーカーの重量によって木またはリノリウムのフロアを傷付ける(傷、凹みなど)ことがないように、付属

のコースターの使用をお薦めします。特にタイルの表面はタイルが割れないように必ずコースターを使用してくださ

い。

配置

金属製のスパイクがスピーカーをフロアにしっかりと据付けられるように、木またはリノリウムなどの平らで硬い表

面が配置に適しています。ただし、この据付システムはスピーカーの重量も加わって、あらゆる表面(カーペットが

あっても)で優れた性能を発揮できるはずです。

重要:

スピーカーの重量によって木またはリノリウムのフロアを傷付ける(傷、凹みなど)ことがないように、付属

のコースターの使用をお薦めします。特にタイルの表面はタイルが割れないように必ずコースターを使用してくださ

い。

スピーカーの最終的な設置場所を決めるときは、下図をガイドとして使用し、室内を調べて配置を考えてください。

>50cm 

(

20

インチ)

>50cm 

(

20

インチ)

1.5m

2.5m 

(

5

8

フィート)

40°

60°

鑑賞位置

最良の結果を得るためには、スピーカーの間を約

1.5m

2.5m

5

8

フィート)離して配置します。さらに離してスピ

ーカーを配置する場合は、鑑賞位置に向けて角度をつけてください。

スピーカーはリスナーとスピーカー間の角度が

40

60

度の間にあるとき、最も正確なステレオサウンドステージを生

み出すことができます。

スピーカーの中高域用ホーンがほぼ耳の高さになるように各スピーカーを配置します。

通常、壁や角にスピーカーを近づけると、低音出力が増加します。最良の性能を発揮させるために、側壁から少なく

とも

50cm

(約

20

インチ)離してスピーカーを配置することを推奨します。

スピーカーの背面パネルをその後方の壁から少なくとも

20cm

離して配置し、背面パネル上に設置されたバスレフポー

トが適切に動作するようにしてください。

スピーカーの配置に関する注記:

•   

木またはリノリウムのフロアを傷付ける(傷、凹みなど)ことがないように、付属のコースターの使用をお薦めし

ます。特にタイルの表面はタイルが割れないように必ずコースターを使用してください。

•   

パワーアンプ、暖房器具、その他大量の熱を生み出すものの近くにスピーカーを配置しないでください。

•   

湿度が非常に高い場所や埃が多い場所にスピーカーを配置しないでください。

•   

直射日光が当たる場所や、その他強い光に曝される場所にスピーカーを配置しないでください。

•   S3900

はビデオシールドされていないため、一部タイプのテレビのそばに配置すると画像に歪みや変色が生じるこ

とがあります。スピーカーによってテレビの画面に歪みや変色が生じる場合、歪みや変色がなくなるまでスピーカ

ーをテレビから離してください。

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4

4

4

接続

注意:接続を行う前に、システムの各コンポーネントがすべてオフである(かつ好ましくは

AC

コンセントからプラグ

が抜かれている)ことを確認してください。

スピーカーとアンプは対応するプラス(+)ターミナルとマイナス(-)ターミナルがあります。

S3900

には

2

セットの

ターミナルがあり、ジャンパーバーがコネクタを相互に接続します。ターミナルには「

+

」と「

」のマークが表示さ

れています。さらに、「

+

」ターミナルは赤いリング、「

」ターミナルには黒いリングが付いています。下図を参照

してください。

マイナス(-)

ターミナル

プラス(+) 

ターミナル

S3900

は、「

+

」(赤)ターミナルにプラスの電圧が加わった時に、スピーカーユニットの振動板が前方(リスナー

側)へ動くように設計されています。

高品質で、極性表示のなされたスピーカーケーブルを使用することを推奨します。ケーブルの突起またはその他の表

示がある側が通常プラス(「

+

」)とみなされます。

正しい極性を確約するため、アンプまたはレシーバー背面の左右チャンネルの「

+

」ターミナルをスピーカー 

の「

+

」(赤)ターミナルにそれぞれ接続します。「

」(黒)ターミナルも同様に接続します。レシーバーまたはア

ンプの取扱説明書を参照して接続手順を確認してください。

基本的なシングルケーブル接続:

下図に示すように、アンプを各スピーカーに接続します。スピーカー上のいずれかのターミナルを使用することがで

きます。ご注意:スピーカーケーブルを接続するとき、

2

つのターミナル間からジャンパーバーを取り外さないでくだ

さい。

レシーバーまたはアンプ 

1

チャンネル表示)

スピーカーパネル

重要:

接続するときに極性を逆に(「

+

」を「

」に、または「

」を「

+

」に)しないでください。逆にするとステレ

オイメージングが劣化し、低音性能が低下します。

S3900

の金メッキスピーカーコネクタはさまざまなケーブル端末に対応します。

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日本

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裸線またはピン型端子を使用する場合:

A.  

キャップを緩

めます

B.  

裸線またはピン型端

子をポストの穴に通

します

C.  

キャップを締め

てワイヤを固定

します

重要

:絶対に「

+

」と「

」のケーブルまたはピンが相互にまたはほかのコネクタに接触しないようにしてください。

ケーブルが接触するとショート状態を起こし、レシーバーまたはアンプが破損することがあります。

Y

型または

U

型端子を使用する場合:

A.  

キャップを緩

めます

C.  

キャップを締めて

端子を固定します

B.  

端子をポストの周囲

に挿入します

重要

:絶対に「

+

」と「

」の端子が相互にまたはほかのターミナルに接触しないようにしてください。接触するとシ

ョート状態を起こし、レシーバーまたはアンプが破損することがあります。

バナナ端子を使用する場合:

A. 

キャップを締めます

B. 

バナナ端子をキャップの穴に挿入します

バイワイヤ接続:

S3900

の接続アセンブリはジャンパーバーで接続された

2

セットの入力ターミナルがあります。上のターミナルは高

域/超高域ドライバ用、下のターミナルはウーファー用です。

高域/超高域用 

ターミナル

低域用ターミ

ナル

ジャンパーバー

この配列で

1

台のステレオパワーアンプを使用してスピーカーをバイワイヤ接続したり、

2

台のステレオパワーアン

プを使用してスピーカーをバイアンプ接続したりすることができます。バイワイヤ接続とバイアンプ接続によって、 

従来のシングルワイヤ接続に比べ、パフォーマンスを向上し、パワーアンプの選択の上で柔軟性が高まります。

ご注意:コネクタポストの穴は直径

5mm

す。外径が

5mm

未満のスピーカーケーブル

またはコネクタピンを使用してください。

ご注意:ターミナルポストは直径

8mm

す。内径が

8mm

を超えるスペードコネクタ

を使用してください。

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6

S3900

をバイワイヤ接続するときは、まず図に示すようにターミナルのジャンパーバーを取り外します。

A.  4

つのキャップす

べてを緩めます

B. 

ジャンパーを

取り外します

1

台のステレオパワーアンプでバイワイヤ接続する場合、下図に従ってスピーカーを接続します。

高域/超高域

側接続

アンプ

右側チ

ャン 

ネル

左側チ

ャン 

ネル

高域/超高域

側接続

低域側接続

低域側接続

右側スピ

ーカー

左側スピ

ーカー

2

台のステレオパワーアンプでバイアンプ接続またはバイワイヤ接続する場合、下図に従ってスピーカーを接続します。

高域/超高域

側接続

アンプ

1

アンプ

2

右側チ

ャン 

ネル

右側チ

ャン 

ネル

左側チ

ャン 

ネル

左側チ

ャン 

ネル

高域/超高域

側接続

低域側接続

低域側接続

右側スピ

ーカー

左側スピ

ーカー

いずれの場合も、各ターミナルの接続方法については

基本的なシングルケーブル接続(

4

ページ)に記載された指示に

従ってください。

ご注意:

さまざまなスピーカーケーブルおよび接続のオプションについて詳しくは、地域の

JBL

販売店にお問い合わ

せください。

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日本

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スピーカーのお手入れ

きれいな乾いた布でキャビネットを拭いて埃を取り除きます。湿った布はキャビネットの仕上げにくすみを生じるこ

とがあります。ベンゼンやシンナー、アルコールなどの揮発性液体をキャビネットに使用しないでください。

•   

キャビネット付近で殺虫剤をスプレーしないでください。

•   

グリル布から埃を取り除くときは、低吸引力に設定した掃除機を使用してください。

•   

グリルを水洗いしないでください。水でグリルが色落ちしたり、平坦でなくなったりすることがあります。

•   

高域または超高域ホーン開口部に吸引または圧力空気を加えないでください。

•   

低音域ユニットのコーン紙表面が汚れた場合、柔らかい乾いた毛筆または絵筆で注意して掃除してください。湿っ

た布を使用しないでください。

•   

グリルは特定の方向でのみスピーカーにフィットします。このため、グリルを取り外した場合、スピーカーにグリ

ルを再度取り付ける前に、グリルピンの正しい方向を確認してください。

仕様

JBL

®

 S3900

フロアスタンディング・スピーカー

スピーカータイプ:

3

ウェイ・フロアスタンディング

低域トランスデューサー: 

250mm

10"

)ピュアパルプコーン

2

個、フェライトモータ

ーアセンブリ搭載

高域トランスデューサー: 

45mm

1-3/4"

)コンプレッションドライバ、

Aquaplas

ーティングピュアチタンダイアフラムおよびネオジウム磁

気回路搭載、

SonoGlass

®

 Bi-Radial

®

ホーン

超高域トランスデューサー: 

19mm

3/4"

)コンプレッションドライバ、ピュアチタン

ダイアフラムおよびネオジウム磁気回路搭載、

SonoGlass

®

Bi-Radial

®

ホーン

最大推奨アンプ出力:

250W

RMS

) 

周波数特性:

32Hz

40kHz

–6dB

公称インピーダンス:

出力音圧レベル:

92dB

2.83V/1m

クロスオーバー周波数:

850Hz

12kHz

キャビネット:

25mm

1"

)厚

MDF

合板、ポート付

入力端子:

デュアル金メッキ

5

ウェイ端子

寸法(

H x W x D

): 

1001mm x 370mm x 368mm 

(

39-13/32" x 14-9/16" x 14-1/2"

)

重量:

39.2kg

86.3 lb

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HARMAN International Industries, Incorporated. 

8500 Balboa Blvd., Northridge, CA 91329 USA

www.jbl.com

© 2012 HARMAN International Industries, Incorporated. 

無断転載を禁ず。

JBL

SonoGlass

Bi-Radial

HARMAN International Industries, Incorporated

の商標であり、 

米国内およびその他の国で登録されています。

機能、仕様および外観は予告なく変更されることがあります。

部品番号

 950-0448-001 

改正

 A